髙ちゃんリポート
とうとう12月に入ってしまった・・・と思っていたら、あっという間にクリスマスを迎え、そして、2018年が後数日で終わろうとしています。皆様にとって2018年はどんな一年となったでしょうか?
年末年始と言えば、「ついつい飲み過ぎちゃって体重が。」なんて経験、今までになかったでしょうか?
体調管理の指標の1つでもある、「体重」。体重を定期的に測定し、体重の変化を把握するだけでも体重に対する意識が維持できます。是非、このタイミングでデジタル体重計を自宅の一番良く見える場所へ出しましょう。また、「体重計がない!」という方はこの機会に体重計の購入を検討してみて下さい。
食事面では、12月は忘年会に始まり、年末年始、新年会と、「お酒」との付き合い方が重要となります。
近年、多くの飲料や食品には栄養成分表示が記載されています。まず、お酒を飲む前に、「表示を見る・確認する」習慣をつけるようにしましょう。特に、エネルギー(kcal)やアルコール度数(%)、糖質量(g)に注目です。
ヒトはお酒を飲むと、胃から約20%、小腸から約80%が吸収され、血管を通り全身へ流れます。お酒に含まれる成分「アルコール」は血管を流れ肝臓で代謝(分解)されます。
肝臓内では、
アルコール→アセトアルデヒド→アセテート
と分解され、そして、全身の細胞内では
アセテート→水+二酸化炭素
に代謝され、体外へ排出されます。
お酒との上手な付き合い方は、
「適量飲酒+休肝日の設定」です。
では、お酒の飲酒量の基準となる、「適量」とはどの位の量をさすのでしょうか?
「適量」とは、飲酒量を純アルコールに換算、20g相当の飲酒量をさします。また、アルコール1gにつき約7kcalのエネルギーをもちます。
【純アルコール量(g)の計算方法】
お酒の飲酒量(ml)×(度数(%)÷100)×0.8
上記に各種お酒の適量・各種お酒のエネルギ-を示しました。栄養相談時に「蒸留酒である焼酎やウィスキーは糖質が少なく、沢山飲んでも体重はコントロールできる!」とお聞きする事が多いのですが、エネルギー一覧にお示しした通り、どの種類のお酒を飲んでもエネルギーは摂取しますので、体重コントロールという観点では飲酒に関しては、「飲む量」がポイントとなります。 お酒を飲む機会が増えやすい年末年始、一度、日常飲まれるお酒の量について見直してみましょう。