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髙ちゃんリポート「小田原漁港朝市編」

メニュー紹介

  • 生姜入りご飯
  • あおさのすまし汁
  • 金目鯛の煮付け
  • 薩摩揚げと胡瓜の酢の物
  • 蛤の酒蒸し
  • ブロッコリーの和え物
  • 西瓜

髙ちゃんリポート

  8月に入りました。連日の猛暑に突然のゲリラ豪雨と気分も落ち込んでしまうような時には気分転換に外出してみてはいかがでしょうか?外出時には水分を持ち歩く習慣をつけましょう。
今月は小田原漁港の朝市を紹介致します。小田原漁港はJR東海道線早川駅下車、徒歩約3分と駅近くにある漁港で、小田原提灯灯台が海上安全を導いてくれます。小田原漁港は相模湾に面しており、日本三大深湾の一つである相模湾には多種多様な魚など生息しているといわれています。(魚類約1600種類、カニ約350種類)

 小田原漁港では月2回(第2、第4土曜日)朝市が開かれ、早朝水揚げされたばかりの鮮魚をはじめ、干物や練り物などが販売されます。販売される魚はとても新鮮でそして値段の安さ!をお目当てに、当日も遠方から訪れる方々で賑わっていました。
本日の朝市目玉商品は・・・①大きな目が特徴的な「金目鯛」が1尾900円!
そして②大きな「蛤」は15個で600円。
金目鯛は煮付けかな?蛤に火を通し醤油を少し垂らして食べたら美味しいだろうな・・・と献立が浮かんだ瞬間にはどちらも購入していました。
市場では売り手と買い手が本日おすすめの鮮魚や調理方法などについての会話のキャッチボールも楽しみのひとつであります。「本日の金目鯛なら刺身で金目鯛特有の甘味を感じてほしい」。「日本酒を呑みながら刺身を食べるなんて贅沢な楽しみ方ですね!」ってな具合に会話する事を楽しみにしています。

 小田原漁港朝市では鮮魚のみでなく、さつま揚げなどの練り物や干物なども販売されています。小田原といえば練り物も有名です。また、干物は七輪で焼きたてを試食してから購入することができ、魚の種類によって干物の味や香りにも違いがでる事も体験できました。
干物は天日干しで作ると思っていましたが、最近では室内で風を当てて干物を作る店舗も増えているそうです。

朝市で買い物後、小田原漁港まわりを歩いてみると提灯の形をした灯台を見つけました。「小田原提灯」は江戸時代、小田原城下新宿町の甚左衛門が制作したものが起源といわれ、小田原提灯灯台は海上安全の標識として灯台本来の機能とともに、小田原提灯の3徳(①道中の徳②携帯に便利③丈夫)
にあやかり、道中の海上安全と小田原の地域特色を発信する灯台として建設されたとされています。

~金目鯛について~

鯛とは狭義ではマダイなどタイ科の魚をさし、広義ではタイ科の他にイトヨリダイ科やフエフキダイ科の3科を含む魚をさす。姿がタイ科に似て、表皮の色はアスタキサンチンにより赤色、淡紅色、黄赤色のものが多い。

金目鯛(キンメダイ)・・・キンメダイ科

金色に輝く目と鮮紅色の体が特徴となる魚。太平洋、インド洋、大西洋に広く分布、大陸棚斜面に生息する。体長は3年で約30cm、5年で約40cm、成魚で約50cmに成長する。小魚、甲殻類、イカ類を餌とする。底釣り、底引き網で漁獲する。
肉部分は白身であわらかい。旬は冬で、新鮮なものは刺身にして食べる。また、煮つけにしてもとても美味しい。味はマダイに劣るが鮮赤色の色合いからマダイの代用として用いられる事も多い。
また、天日(冷風)で干した干物を食べる事も多い。

参考
  • 食材図典、食材図典I:小学館
  • 新ビジュアル食品成分表:鈴木一