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ランニング測定・バイク測定 (乳酸カーブテスト) 

マラソンや自転車ロードレース、トライアスロンなどの長距離レースを目指している方を対象に、専門的な持久力測定(※乳酸カーブテスト)を行います。今の自分の力がどの程度なのかを数値化し、レース戦略やトレーニング内容の調整に活用できます。その他の競技の方にも全身持久力のテストとしてご利用いただけます(例:サッカー・ラグビー・バスケットボール・スキー・スケートなど)。

乳酸カーブテストのメリット

  1. パフォーマンスとの相関が高い
    持久的競技のパフォーマンスとの相関が高い指標であるLT(Lactate Threshold=乳酸いき値)がわかります。これを基にレース/トレーニングにおけるペース/パワーや心拍数のレベルを自分に合った設定にすることができます。
  2. 一定の条件で測定できる
    専用の測定設備を使用するため、気象条件や路面の状態などの影響を受けません。他者との比較や自分自身の変化の確認(トレーニング効果のチェック)に適していると言えます。
  3. 限界まで追い込む必要がない
    最大酸素摂取量(VO2max)の測定や各種フィールドテスト(12分間走、シャトルランなど)のように限界まで追い込む必要はありません。トレーニング歴が短い方や全力を出すことに慣れていない方でも比較的安全に実施できます。また時間走やタイムトライアルではペース配分に失敗して良い結果が得られない場合がありますが、そのような心配もありません。

※詳しくは、「乳酸カーブテストとは?」を参照してください。

開催日程

実施日 開始時刻
午前午後
123123
7月 7日(日) 9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00
13日(土) 9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00
17日(水) 9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00
実施日 開始時刻
午前午後
123123
8月 3日(土) 14:00 15:00
5日(月) 9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00
14日(水) 9:00 10:00 11:00
24日(土) 9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00

測定の流れ

① 受付

受付 「総合受付」にてIDカード提示
(当センターの利用が初めて方は当日発行)
測定料金お支払い・ロッカーキー受取り
更衣 測定用の服装に更衣
(ランニング・ペダリング運動に適した服装)
体調確認等 同意書・問診票の提出
問診(問診票に基づいて体調や近況などを確認させていただきます)
受付

② 形態測定

形態計測 身長・体重、体組成(体脂肪率等)の測定
準備運動 必要に応じて行ってください(5~10分程度)
測定準備 心拍計(胸部センサー)の装着
≪ランニングの方≫
ハーネス(安全ベルト)の装着→走行テスト
≪バイクの方≫
エルゴメータの調整(サドル・ハンドル位置等)
→ペダリングテスト
形態計測

③ 測定

測定 乳酸カーブテスト(乳酸カーブテストとは?
一定の速度/パワーで3分間×5~7ステージ
≪ランニング≫各ステージ走行後に1分間停止
≪バイク≫各ステージ間の停止なし
休憩・更衣 (20分程度;データ処理・結果出力のため)
測定(ラン)

④ 結果説明

結果説明 結果シートを見ながら説明
退館 「総合受付」にロッカーキー返却
結果説明

【申込方法】

開催日程をご確認の上、①ランニング測定 ②バイク測定のどちらかを選び、電話(045-477-5050)または当センター総合受付カウンターでご予約ください。(定員は各時間枠につき1名)
※測定当日はご予約時間の15~20分前を目安にご来館ください(受付・更衣を行うため)。

【測定料金】

8,300 円(税込) ※保険料を含みます

【持ち物】

IDカード (当センターを初めてご利用の方は測定当日に発行いたします)
問診票・同意書 (ご予約受付後に郵送またはお渡しいたします)
測定料金 (現金にてご用意ください)
測定用ウェア (ランニング・ペダリングに適したもの)
シューズ (室内で使用するため、土・砂や汚れは十分に落としておいてください)
ペダル (ご自身のものを使用したい場合のみ)
その他 (汗拭き用タオル、ドリンクなど)
マスク (クリニックエリアではマスクが必要です。ご協力をお願いします)

注意事項 (申し込む前に十分ご確認ください)

  • 対象は15歳以上(中学生は除く)の方です。
  • 健康上のリスクや運動に支障がある方はお申し込みいただけません。
    下記の「健康チェックリスト」の各項目に1つでも当てはまるものがある場合は、かかりつけ医やスポーツ医にご相談ください(当センタークリニックも受診可能です)。
    【健康チェックリスト】

    □ 過去1年間に健康診断を受けていない方
    □ 現在、医師により運動制限を受けている方
    □ 次の病気で、診断を受けている、もしくは治療中である方
    〔 高血圧、 心臓病、 不整脈、 糖尿病、 呼吸器の病気 〕
    □ ジョギングやランニングをすると、次のような症状の出る方
    〔 骨や関節の痛み、 強い息切れ、 脈の乱れ、 胸痛、 めまいやふらつき、 失神 〕
    □ その他、現在の健康状態で気になることがある方

  • 比較的強度の高い運動を行いますので、コンディションを整えてお越しください。
  • トレッドミル・自転車エルゴメータを使用しますので、下記について予めご了承ください。
    • 普段のランニングやペダリングとは姿勢や感覚が異なる可能性があります
    • 動きに慣れず違和感が強いなどの場合、測定結果に影響が出ることがあります
      (特にトレッドミルに慣れていない方は、事前にトレーニングジムなどにあるトレッドミルで十分慣れておくことをお勧めします)
  • バイク測定用エルゴメータのサイズやペダル交換については下記をご確認ください。
    ≪ハンドル・サドルを最高位にセットした状態での各部サイズ≫
    run-bike-check_photo_05.jpg
    ≪ハンドル・サドルを最低位にセットした状態での各部サイズ≫
    run-bike-check_photo_06.jpg
    ≪ペダルについて≫
    ご自身のペダル・シューズを使用したい方はお持ちください。既設のペダル(トークリップ・ベルトで固定)をご利用いただくことも可能です。既設のペダルは以下のような形状になっております。 run-bike-check_photo_07.jpg

※ 乳酸カーブテストとは?

楽々こなせるレベルからきついと感じるレベルまで段階的に負荷を上げていき、各負荷での血中乳酸濃度と心拍数を測定します(血中乳酸濃度は耳たぶより採取した血液で測定します)。ランニング、バイクではそれぞれ以下のような測定プロトコルで測定を実施します(図1、図2)。例えばランナーでは下図3のような「乳酸カーブ」が得られます。このカーブに基づいて、レースやトレーニングのペース設定を自分に見合ったものにすることができます(図4)。 このテストは以前から様々な競技種目のアスリートを対象とした持久力評価に活用されており、当センターでも「アスリート測定」の1項目として多くの方々にご利用いただいております。

《乳酸カーブテストの流れ(ランニング)》
run-bike-check_graff_01.gif     
図1:測定プロトコル(ランニング)
《ランニング測定の具体的内容》
  1. 各ステージでは同じ速度で3分間ランニングを行います。
  2. ステージ終了後1分間トレッドミルが停止し、その間に耳たぶから採血します。
  3. 採血後、前ステージより速度を上げて3分間ランニングを行います。
  4. ②から③を繰り返します。(1回のテスト7ステージのランニングを行います)
《乳酸カーブテストの流れ(バイク)》
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図2:測定プロトコル(バイク)
《バイク測定の具体的内容》
  1. 各ステージでは同じ負荷(W:ワット)で3分間ペダリングを行います。
  2. ステージ終了30秒前頃に耳たぶから採血します。
  3. 前ステージより負荷を上げて3分間ペダリングを行います。
  4. ②から③を繰り返します。(1回の測定で5~7ステージのペダリングを行います)
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図③:乳酸カーブの例
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