診療内容
自分の力だけで禁煙することは難しくても、医師と一緒に取り組めば、意外と簡単に禁煙できるかもしれません。医療機関での禁煙治療に健康保険が適用されることになり、これまでより禁煙にかかる治療費負担が軽くなりました。 なお、 健康保険に適用されて禁煙治療対象者となるには条件があります。
禁煙治療に健康保険が適用される条件
禁煙外来を健康保険適用で受診するには、下記の条件を全てクリアする必要があります。
- 直ちにタバコをやめようと思っている。
- スケジュール(12週間で5回の治療)どおりの受診を文書で同意すること。
- 10項目の質問からなるタバコ依存スクリーニングテスト(TDS)によって、5項目以上が「はい」に該当すること。
禁煙治療に関する問診表 (PDF:126.96kb)をご確認ください。
*タバコ依存スクリーニングテスト・同意書も含む。 - 1日の喫煙本数×喫煙年数(プリングマン指数)が200以上であること。
例)1日20本を15年間吸っている場合 20×15=300 - 1年以内にニコチン依存症管理料(初回)の算定を伴う禁煙治療を受けていないこと
注意事項
※条件にあてはまらない場合、治療費は全額負担となります。自由診療でも受診可能です。
※健康保険適用の治療費は、5回の診療で約19,000円です。
参考
禁煙治療の概要説明資料【帳票1】(PDF:149.85kb)
スケジュール
健康保険の適用による禁煙治療は、12週(3か月)間で5回の診察を行います。
再診のタイミングは、初診から2週間後、4週間(1か月)後、8週間(2か月)後、12週間(3か月)後 となります。
診察の流れ
診察予約
診察 1回目
(前回の診察の2週間後)
(前回の診察の2週間後)
(前回の診察の4週間後)
診察 5回目
(前回の診察の4週間後)
※ご都合にあわせて予約をとりながら5回の診察を行います。
診察内容
診察 1回目
- ニコチン依存症のチェックをし、健康保険が適用されるかの確認をします。
- 呼気一酸化炭素濃度測定 ※呼気に一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)がどれくらい含まれているか測定します。
- 医師と相談をして、禁煙開始日を決定します。
- 現在の健康状態やこれまでの喫煙・禁煙歴を確認し、医師からニコチン切れ症状の対処法などのアドバイスを受けます。禁煙補助薬の特徴と使い方の説明を受けて、自分に合った薬を選びます。
診察 2~5回目
- 呼気一酸化炭素濃度測定や禁煙のアドバイスを行います。
禁煙治療薬の服用について
禁煙治療薬としてバレニクリン(商品名 チャンピックス)を処方することがあります。
この治療薬には傾眠・意識障害などの副作用をともなうことがありますので、服用中の自動車運転はご遠慮ください。
詳細は、「チャンピックス服用にあたっての注意」 (PDF:407.55kb)をご確認ください。
診察予約について
開催日
クリニック診療日(火・日・祝日は休診日となります)の午後(13:00~16:00)に受付ています。
予約方法
禁煙外来は完全予約制です。お電話または総合受付でお申込ください。
※現在、新型コロナ感染症拡大防止のため、禁煙外来(呼気を伴う検査)は実施しておりません。再開時にはホームページ等でお知らせいたします。お問い合わせ先
「禁煙をしよう!」とお考えの方はまず、お電話にてお問い合わせください。
TEL:045-477-5050
必要な書類
- 禁煙外来受診のご案内.pdf
- 禁煙治療に関する問診表【帳票2】(PDF:126.96kb) (※ニコチン依存症スクリーニングテスト・同意書も含む)
- 喫煙状況に関する問診表【帳票3】(PDF:122.74kb)
※禁煙について、より詳しいことは、「横浜市健康福祉局「禁煙NOTE」」をご覧ください。
Q&A
Q:これを受診すると禁煙できますか?
A:自己流で禁煙するよりは、医師が指導・アドバイスをして禁煙補助薬を効果的に利用するために禁煙の成功率は高くなります。この機会に禁煙に向けて頑張りましょう。