蒸し暑い夏を元気に乗り切ろう! 〜旬の食材を使ったレシピ〜 |
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メニュー紹介
- 豚しゃぶ素麺
- キャベツと鰻の酢の物
- カレー風味ゴーヤちゃんぷる
- カット西瓜
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7 月に入り気温も一気に上昇、蒸し暑い毎日が続いています。食事や睡眠のリズムは乱れずきちんととれているでしょうか?
気温の上昇とともに発汗量も増え、汗には水分の他、微量ではありますがミネラルやビタミン類が含まれているため、発汗量の多い夏は疲労度が増しやすくなります。また、連日の猛暑から食事内容も、@素麺やうどんなど主食のみになりやすい、Aアイスやジュース類などの冷たい嗜好品中心になりやすいなど、乱れやすくなります。そのため、冷たい食べ物が増え胃腸の力が弱る→食事が必要量きちんと食べられない→益々疲労感が増す、といった負の連鎖へとつながります。
そこで今回は、蒸し暑い夏を元気に乗り切るためのポイントをご紹介します。
食事面での改善ポイント:
・主食の他に主菜、副菜も揃える
・果物や乳製品も食事にとりいれる
・味付けにひと工夫をくわえる
・運動時以外(主に自宅)での水分を十分にとる
下記に示すとおり、食事の内容によって身体への働きがそれぞれ異なるため、朝食より主食、主菜、副菜をきちんとそろえる事が大切です。また、果物や乳製品は食事中に摂るほか、夕方など空腹時の間食代わりにとる事も可能です。
○主食…糖質を多く含み、活動時のエネルギー源となる。
○主菜…たんぱく質を多く含み(ビタミン、ミネラル類も含む)、身体の構成材料となる。
○副菜…ビタミンやミネラル類、水分を多く含み、身体の神経やホルモンの働きを調整し身体の調子をととのえる。
○果物…糖質やビタミン類、水分を多く含み、身体でのエネルギー源、身体の調子をととのえる。
○乳製品…たんぱく質やミネラル類を多く含み、身体の構成材料となる。
また下記に示すとおり、主菜や副菜に多く含まれるビタミンB 群(主にB1、B2)や鉄は、主食から摂取した糖質を身体活動時に必要なエネルギーへと生成することを促進します。夏に疲れがとれない!と慢性的に疲労感を感じる方は上記の食品を料理にとり入れてみましょう。
暑さで体調を崩し食欲がわかない時、レストランからの美味しい匂いや香りにつられて食欲がアップした!なんて経験はないでしょうか?酢、柑橘系果物果汁、梅干し生姜、しそ、にんにく、唐辛子、カレー粉・・・などのスパイス類や調味料を味付けのアクセントに活用してみましょう。
スポーツやウォーキングなどの運動時には水分補給を意識しやすいと思いますが、自宅など日常生活時での水分補給の意識も高めましょう(例:時間を決めてお茶タイムをとる、食事に汁料理を摂るなど)。
睡眠時間は十分にとれているでしょうか?眠れていても眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう事はないでしょうか?夏を元気に乗り切るために、食事の他、睡眠についても意識してみましょう。
素麺(そうめん)について
◆手延べそうめん
素麺は乾麺の一種で奈良時代に中国から渡来したとされる。手延べそうめんは、小麦粉に塩水を加えて練り、1 本の帯状に切りだして表面に綿実油などの食用油を塗り、よりをかけながらしだいに丸棒状に引き伸ばして乾燥し、製麺工程で熟成させる。
昔は天日干しが中心だったが現在では乾燥施設の使用が多い。油は熟成、引き伸ばし工程で麺線どうしの付着を防ぎ、乾燥工程での急激な乾燥を抑える。引き伸ばしとねかしを繰り返すため製造に2日間かかるものが多い。よりをかけながら元の太さの1/10,000まで引き延ばすことでグルテン組織は縄状に配列され、強靭でなめらかな食感がでる。
JAS 規格では、丸棒状の手延べそうめん類の線径が1.3mm 未満のものを手延べそうめんと分類している。
三輪(奈良県)、播州(兵庫県)、小豆島(香川県)、島原(長崎県)などの産地が有名で、冬季の農家の副業であったため生産は12〜3 月に集中する。
参考 |
・新ビジュアル食品成分表:鈴木一
・食材図典U:小学館
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