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ヘルシーレシピHealthy recipe

【全国各地の料理(8)】北陸(石川県・福井県)編 & 髙ちゃんリポート「出初式」
メニュー紹介
  • 雑穀ごはん
  • 鰤しゃぶ
  • 治部煮(じぶに)
  • かぶの浅漬け
  • 手作り羽二重餅(はぶたえもち)




















 2月に入り寒さも一段と厳しくなってまいりました。12月はインフルエンザ罹患率が高まります。予防対策として、室内を適度な湿度状態に保ち、外出時の手洗いやうがいにつとめましょう。また、食事では緑黄色野菜や肉、魚、卵などビタミンAの多い食品を食べ、喉の粘膜強化につとめましょう。
 今月は、16日に都筑公会堂(都筑区役所内)にて実施された【都筑区消防出初式】を紹介させて頂きます。

出初式とは?

 起源は江戸時代にさかのぼります。当時、江戸の町は1657年(明暦3)に発生した明暦の大火により未だ焦土のなかにあり、苦しい復興作業にあたる町民は絶望的な状態にありました。このような状況のもと、14日、老中稲葉伊予守正則が幕府直轄の火消しである定火消(じょうびけし)総勢4隊を率いて、上野東照宮前で「出初」を行い、気勢をあげたことが市民に大きな希望と信頼を与えました。これがきっかけとなり、消防関係の1月初旬の恒例行事として現在まで受け継がれてきました。

 出初式式典の一部では、日頃から防火・防災に貢献している方々の表彰や区長の挨拶を含めた式典が行われました。






横浜市の火災状況(配布資料抜粋させていただきました)

  火災件数:平成26949件、25968件と減少
 火災の主な原因:放火、たばこ、食用油加熱出火など
 火災による死者、負傷者数:ともに減少

横浜市の緊急状況

 救急出場の主な原因:大半は急病、一般負傷、交通事故が続きます。
一日当たりの出場件数:平成26483件、259秒(約3分)に1回出場しています。

 二部では、掛け声とともに隊員の入場、隊員による日頃の訓練風景から始まり、
 【はしご登り】の披露では、見ている私達も冷や冷やの連続でしたが、はしごの上でのアクロバティックな動きや優れたバランス感覚は日頃の訓練、トレーニングの賜物。会場中拍手喝采でした。

 当時の火消しには火災の方向や風向きを確認するために【はしご】は必須の道具であり、当時、火消の中心になったのは鳶職でした。

 そして、中学生による吹奏楽の演奏で出初式式典は締めくくられました。

 阪神淡路大震災から数えて20年という節目、震災を経験した私にとり、改めて消防隊員や隊員を支える全てのスタッフへの感謝と併せて、伝統的文化が次の世代へと継承されていくことがとても重要な意味をもっていると感じた一日でした。


「治部煮(じぶに)・麩」について

 平安時代に中国から伝わったとされる伝統的なたんぱく質食品で【焼き麩】と【生麩】にわけられる。車麩、観世麩(新潟県)、庄内麩(山形県)、花麩(京都府)などが有名。
 原料は主に強力粉を使い、小麦粉からグルテンを取り出す。
  • 焼き麩
    生グルテンに小麦粉、もち粉、膨剤などの合わせ粉を加えてこねる。固有の形に整えて専用の窯で焙焼し麩ができる。合わせ粉の種類や量は焼き麩の種類で異なるが、生グルテン1に対し0.51の割合である。
  • 生麩
    生グルテンに少量の小麦粉またはもち粉を入れ、ヨモギやアワを混ぜた京生麩、生グルテンを茹でて冷水に放した津島麩などが有名。










治部煮

 石川県の代表的な郷土料理。
 金沢の代表食品であるすだれ麩、鴨肉(又は鶏肉で代用)、しいたけ、せりなどを酒や醤油、砂糖をあわせただしでジブジブ煮たもの。肉に小麦粉をからませることでだしにとろみがつき、肉の旨みを逃さない工夫がみられる料理です。
 今月のレシピでご紹介していますので、是非参考にしてください。


参考
・新ビジュアル食品成分表:鈴木一
・食材図典Ⅱ:小学館
金沢市公式ホームページ
東京消防庁ホームページ