ヘルシーレシピHealthy recipe

　11月に入り朝晩と冷え込んできました。寒くなってくると、温かい鍋が食卓のメインになる機会も増えてくるのではないでしょうか？
　今回は久々の��ちゃんリポートを報告（椎茸狩り）させて頂きます。秋の味覚、鍋の材料に欠かせない「椎茸」です。



椎茸は料理の脇役になることが多い食材ですが、美味しいだしがとれて保存がきく優れた食材です。


今回は、椎茸狩りに挑戦してみました！
東海道線「根府川駅」下車、20分程歩くと「きのこ苑：お山のたいしょう」があります。




きのこ狩りの他、みかん狩りや筍掘り、こんにゃく作り、カブト虫捕りなど一年中楽しめる施設です。

こちらは昔ながらの原木（コナラ）栽培にて椎茸を栽培されています。


椎茸栽培について
原木にしいたけ菌の種菌を植え付けてから椎茸の子どもができるまでに約6ヶ月かかります。それから収穫までに約1週間かかります。
栽培条件：
・直射日光が当たらない
・水はけがよく風通しがよい
・冷えすぎず適度を保つ（25℃前後が椎茸の菌糸が最も成長します）



受付を済ませて椎茸ハウスへ！
ハウス内に入ると室内は全体に薄暗く、室温は20〜25℃で保たれています。（その日の天候にあわせて調整されています。）

原木の間から様々な大きさの椎茸（椎茸の子供〜収穫OK椎茸）が顔を出します。軸が太く、かさ部分が白くきめが細かい椎茸ばかり、新鮮そのものです。
約30分の椎茸狩りを楽しみました。
本日の収穫、椎茸250ｇです。




収穫後のお楽しみ、試食へ！
早速、とれたての椎茸を炭焼きに・・・
焼き始めると、かさ部分から旨味入り水分が滲み出てきました。肉厚で瑞々しい椎茸は、とっても美味しかったです。

皆さん、秋の味覚狩りに出かけてみませんか？

しいたけの魅力

しいたけ（椎茸）

ヒラタケ科

特徴

日本での生産量が最も多いキノコ。
昭和に入りシイタケ菌を純粋培養した種菌が考案され生産量が増大しました。シイやコナラ、カシの原木による栽培やおがくずを固めた菌床により栽培されています。最近では中国産が市場に出回っています。

• 旬
  春と秋。気温と湿度が調節できれば一年中収穫できる。冬にハウス内で徐々に生育すると肉厚な椎茸ができます。
• 主な生産県
  生椎茸→群馬県、茨城県、栃木県
  干し椎茸→大分県、宮崎県、岩手県、静岡県
• 選び方
  生椎茸はかさが八分開きで肉厚なもの。
  裏のひだ部分に黒いシミや傷がないもの、軸が太く短いもの。

干し椎茸

乾燥により旨味や香り成分が増します。
主に40〜60℃の熱風で乾燥させる機械乾燥で生産され、機械乾燥ではビタミンD生成が少ないためさらに天日に当てることもあります。従来の天日乾燥では5〜10日かかります。
冬�磨uドンコ」、香信「コウシン」、香�磨uコウコ」などの干し椎茸の銘柄は生育する環境と収穫の時期により決まるといわれています。

• 冬��
  晩冬〜初春の椎茸を乾燥させたもの
• 香信
  春と秋、温度・湿度も高くなった頃に生育した椎茸を乾燥させたもの
• 香��
  冬�魔ﾆ香信の中間時期に収穫した椎茸を乾燥させたもの

乾燥によりレンチオニン酸が分解され香り成分「レンチオニン」が生成されるため香りが増します。

栄養

（生椎茸100g、干し椎茸10gあたり）

	生椎茸	干し椎茸
エネルギー	18kcal	18kcal
たんぱく質	3.0g	1.9g
脂質	0.4g	0.4g
炭水化物	4.9g	6.3g
ビタミンB1	0.10mg	0.05mg
ビタミンB2	0.19mg	0.14mg
ビタミンD	2μg	2μg
カリウム	280mg	210mg
食物繊維	3.5g	4.1g

　

• グアニル酸
  椎茸の旨味成分。
  かつお節の「イノシン酸」や昆布の「グルタミン酸ナトリウム」と組み合わせると相乗効果が高まり、旨味成分が増す。
• レンチオニン
  椎茸の香り成分。乾燥させることによりレンチオニン生成が増す。
• レンチナン
  免疫細胞であるTリンパ細胞とマクロファージを活性化させ抗腫瘍作用をもつ。
• ビタミンD
  小腸でのカルシウム吸収を高め、丈夫な骨や歯を形成する。また、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ。
  不足すると、大人：骨粗鬆症、子供：くる病、骨軟化症となる。
  

参考

・新ビジュアル食品成分表：鈴木一行 ・食品図鑑：小学館

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