10月に入り、朝晩が涼しく秋めいてきました。体調を崩しやすい季節ですので、外出後のうがい・手洗いで、風邪予防に努めましょう。
さて、
世界トライアスロンシリーズとは
ITU(国際トライアスロン連合)が公認するトライアスロンの国際シリーズ。シリーズは全8戦あり、各大会の順位をポイント化しチャンピオンを競います。第8戦目のグランドファイナルではそれまでのポイント上位者が出場し、シリーズチャンピオンを決定します。
9月30日(日)一般の部
【
スイム1.5kmバイク40kmラン10km
●エイジの部(51.5km)
スポーツ人口の増加に伴いトライアスロン人口も年々増加しています。横浜でも、9/29&30日トライアスロン国際大会が開催されました。ここでトライアスロンについて紹介したいと思います。
トライアスロンは「スイム、バイク、ラン」と持久力の向上が必須課題です。
今月号のレシピで使用した食材(南瓜、蓮根)も糖質を多く含む食品で、糖質以外にも多くの栄養素を含んでいます。
特徴:
日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャが有名。
●日本カボチャ
中央アメリカ原産、戦国時代にカンボジアから吸収に渡来、全国各地で栽培される。水分が多く、ネットリ系(粘質)。
●西洋カボチャ
南アメリカ原産、北海道を中心に涼しいところで栽培される。水分が少なくパサパサ系(粉質)。
●ペボカボチャ
開花後5〜7日後のズッキーニやそうめん南瓜が有名。
栄養:
西洋カボチャ100gあたり
エネルギー | 91kcal |
たんぱく質 | 1.9g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 20.6g |
カロチン | 3900μg |
ビタミンB1 | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンC | 43mg |
食物繊維 | 3.5g |
1.エネルギー源となる「糖質」が多い。
2.カロチン、ビタミンB1・B2、Cが豊富。
カロチンは、ビタミンAの前駆物質で鼻や目、口の粘膜を構成します。不足すると免疫力の低下を招き風邪などコンディションを崩しやすくなります。また、抗酸化作用があり活性酸素を除去し、ガンの発生を防ぐ働きもあります。調理する場合は、炒めものなど油脂と一緒に調理すると腸からの吸収が高まります。
ビタミンB群は、食事中の糖質からのエネルギー生成をスムーズに素早く生成させるビタミンです。スムーズにエネルギーが生成できるため、持久力=スタミナを向上させる働きがあります。脂肪の燃焼にはビタミンB2が必要となります。
ビタミンCは、身体を構成するたんぱく質のひとつ「コラーゲン」の生成を高め、丈夫な血管や皮膚を作ります。
抗酸化作用があり、各組織の老化や血管の動脈硬化を予防します。また、食品中の鉄を吸収しやすい形に変化させ、鉄の吸収を高める働きがあります。
選び方のポイント:
ずっしりと重いもので、へた部分が黄色く枯れていて縦に溝が入っているもの。
カットされた場合、果肉の黄色が濃いものでワタ部分が乾いていないもの。
特徴:
蓮根は、ハスの肥大した地下(水中)茎部分を指します。秋になると地下茎の先端の節部分が肥大します。
日本には1500年以上前に渡来、明治時代以降栽培されています。現在は、明治時代初期に導入された中国種と備中種で浅根性、地下茎の肥大性も強いといわれています。
栄養:
蓮根100gあたり
エネルギー | 66kcal |
たんぱく質 | 1.9g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 15.5g |
カリウム | 440mg |
ビタミンB1 | 0.10mg |
ビタミンC | 48mg |
食物繊維 | 2.0g |
1.エネルギー源となる「糖質」が多い。
2.カリウム、ビタミンB1、C、食物繊維が豊富
カリウムは、体の最小単位「細胞」の内液に多く含まれ、細胞外液に多く含まれるナトリウムとの濃度やバランスを保ちます。また、ナトリウムと拮抗的に働くため血圧を低下させる作用が強く、また、筋肉の収縮・弛緩、神経伝達にも関わっています。
食物繊維は、「ヒトの消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されています。食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」とにわけられます。不溶性食物繊維は、(1)腸を刺激して蠕動運動を促す(2)便の量を増加させ、便の排泄を促し、腸内環境を改善し便秘を予防します。
選び方のポイント:
節と節の間が長くふっくらとしていて太いもの。
カットされた場合、切り口が新しく肉厚で、穴が小さく内側が白いもの。
参考 |
・新ビジュアル食品成分表:鈴木一行 ・食品成分最新ガイド栄養素の通になる:上西一弘 ・食品図鑑:小学館 ・2012世界トライアスロンシリーズ横浜大会 ホームページ ・スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック |