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ヘルシーレシピHealthy recipe

災害対応メニュー
メニュー紹介

○ツナ丼

○わかめスープ

○乾物サラダ

○じゃがいものコンビーフ炒め

フルーツみつまめ





 

  5月に入り、暖かい日が続いています。
 3月11日関東〜東北で大きな揺れ・津波により「東日本大震災」が起こりました。関東、東北地方の太平洋側の広い地域の地震・津波により亡くなられた方、体調を崩された方、今も避難所での生活を送られている方々には心からお見舞い申し上げます。
 また、同時に、復興が早まり皆様に笑顔が戻る事を望みます。そのために私達は今何ができるか?節電(こまめに電気を切る、暖房温度を1度下げる)など協力できる ことを実行しましょう。
 今月は、突然の地震等災害が発生した場合に、どのように対処すればよいのか?災害時に気をつけたい食事ポイントや災害時に役立つメニュー等を紹介したいと思います。




 1995年「阪神・淡路大震災」から16年後の2011年3月11日津波を伴う大地震が関東、東北地方を中心に起きました。
そして、ひとたび災害が発生し電気・水道・ガス等ライフラインの遮断が起こると、今まで当たり前に出来ていた事が震災直後よりできなくなり、日常生活での「衣・食・住」への支障が発生します。その中でも、人間の命や健康に大きく関わる「食」についての即急な対応が問われます。
 私達は日頃から災害時の「食」に備え、適切な備蓄と限られた食品で食事が作れることなど、非常時でも臨機応変に対応できる力を身につけておくことが大切です。


(1)いざという時の心構えを常に持ち3日分程度の食の備えを準備しておく!

 災害の発生後は、支援の救急体制が整うまでに約3日間かかるといわれています。3日間を乗り切るためにも防災袋に備蓄食品を備えておきましょう。



(2)日頃から長期保存が可能な食品を買い置きしておきましょう!

 震災後は、交通網の遮断、スーパーや商店の閉店により食品購入が大変困難となります。
 「備えあれば憂いなし」のことわざどおり缶詰やレトルト食品、飲料等の日頃から使いなれて保存が利く食料や備品を買い置きしておきましょう。





(3)特別な配慮が必要な方への食サポート

平成17年3月「災害時要援護者の非難支援ガイドライン」が内閣府よりとりまとめられました。
要援護者とは、安全な場所に避難するなど災害時の一連の行動をとる際に支援を要する人々のことを示し、一般には高齢者・障害者・外国人・乳幼児・妊婦等があげられます。特に高齢者・乳幼児・慢性疾患がある人はストレスから体調を崩す ことが多く特に注意が必要です。必要な食べ物や薬等を日頃より備えておく必要があります。

○事前に準備しておいたほうがいい食品

乳幼児への食サポート 
                                                  高齢者への食サポート



(4)食品衛生に注意しましょう!

震災直後より水道・ガス等ライフラインが遮断され、手洗い、しっかりと火を通すことが難しくなり、衛生面での注意が必要となります。
ア 食事の準備、食事前には手をウェットティッシュで
  拭きましょう。
イ おにぎりはラップでにぎりましょう。
ウ 皿などはできるだけ汚さないようにしましょう。
  (皿の上からラップをかけ食事ごとに捨てると何回も使用できます。)
エ 缶詰やレトルト食品等加工品は開封後その日中に
  食べましょう。
オ 生水は飲まないようにしましょう。
カ 食べ物は加熱しましょう。
  (電気が復旧したら電子レンジで過熱しましょう。)



(5)いざという時にあると便利なものは?

活用例: 
ポリ袋()・・・食材を混ぜる(ボウルの代わりに)、手袋代わりに なる。

ポリ袋()・・・ダンボール箱に入れて水運びに

サランラップ・・・皿に巻き汚れたら捨てると洗う水が節約できる。
          ラップの上からおにぎりをにぎると衛生的(しゃもじにもラップをまく。)。

キッチンペーパー・・・ふきんの代わりに濡らして体を拭くことができる。



参考
いざという時の心構え「災害時の食に備える」
:兵庫県健康福祉部健康局健康増進課

栄養と料理「サバイバルクッキング」(20088):坂本寛子
・地震のときの調理のコツ:坂本寛子