スポーツキッズ応援メニュー
○3種おにぎり
○豚汁
○鮪のブラックペッパー焼き
○厚揚げのピリ辛味噌炒め
○南瓜サラダ
○ほうれん草のナッツ和え
★レシピはこちら
3月に入りましたが寒い日や雨の日が続き、まだまだ体調管理に留意が必要な季節です。
さて、今月は2月26日に横浜Fマリノスホームタウンで開催した栄養セミナーを報告させて頂きます。
栄養セミナー「弁当作りより栄養を学ぶ」は、横浜市Jr競技力向上事業のひとつで、23年度は昨年に引き続きバイキング形式で
マイ弁当を作る実習形式で行いました。
セミナーの会場となったのは、横浜F・マリノスの食堂です。
ここは、みなとみらいの風景が一望でき、こんな環境だったら食欲もすすむなぁ・・・と実感しました。
参加者は栄養学を学ぶ大学生、学校の先生、現役の学生(小学〜高校生)、集団給食施設の調理師さん・・・と様々な職種の方が参加されました。参加者の皆さんには、サポート対象とする方をイメージした弁当箱を各自持参して頂きました。また、各自、弁当箱の大きさを確認して頂きました。
本日のお弁当献立
主菜:合挽きハンバーグ/鮪のペッパー焼き/チーズオムレツ
副菜:ほうれん草のごま和え/南瓜サラダ/茄子厚揚げの味噌炒め/サニーレタス
果物:オレンジ
プラス ご飯・梅干+ゴマ(お好みで)
実習内容、献立の説明が一通り終わり、手洗いを済ませた方からマイ弁当作り開始!
皆さん、真剣に考えておかずは全部詰めたほうがいいのか?ご飯の量はこれでいいのか?真剣そのもの。また、見栄えも考えて彩り良く詰められる方が多かったように感じました。
マイ弁当が完成したら、今詰めた弁当を見ながらの栄養セミナーのスタートです。
私、木からは
(1) 体作りと食事
(2) 1日に必要な食事量・弁当箱の目安
(3) 弁当の詰め方ポイント&献立での工夫ポイント
の3点を中心にJr世代(主に小学〜中学生)の食事について説明させて頂きました。
「人間の体は食事で食べたものから作られる」当たり前の事なのですが、実行できていない現実をどうすれば少しでも実行してもらえるか?私達指導者のテーマだといつも感じています。
1日に必要な食事量がとれない場合、食事として補食(おにぎりやフルーツ)を取り入れる事も重要です。
○スポーツをする場合のお弁当の大きさ(目安)
男子
小学1〜3年生 600ml
小学4〜5年生 750ml
小学6年・中学・高校生 850ml
女子
小学1〜3年生 600ml
小学4年以上・中学・高校生 750ml
図1 弁当の詰め方ポイント
図2 当セミナーの献立と工夫ポイント
後半は、講師を横浜F・マリノス
望月先生にバトンタッチします。
望月先生は、「サッカーキャラバン」を通しての食育活動の紹介や実際の学校現場を含めた食事情についてコーチの視点から、次の点を中心にお話して頂きました。
(1)子供にとってなぜ食事が大切なのか?
(2)いつ食べるか?を含めた生活リズムも重要
(3)試合時期の食事
マリノスのトップ選手は、毎回の食事(量や内容)に気を配っている選手がとても多いそうです。
バランスよく食事を摂る事の意味は?
・健康な心と体を作る
・スポーツ種目に適した体を作る
・障害の予防、早期回復
上記のことより、常に練習にも参加でき常に最高のパフォーマンスが発揮できる。こうした努力によりトップ選手であり続けられるのですね。
また、生活リズムを整えることもとても大切
です。
・規則正しい生活を心がける
・早寝・早起き・朝ごはん
・欠食せず1日3食必ず食べる
話を聞きながら「そうそうそう・・・」とうなずく場面もしばしば。でも、実践し続けられないのも現実。私達、栄養士の力不足を実感しました。
最後に、「プロテインなどのサプリメント類はジュニア世代には必要なし。自分の口で好き嫌いなく食べる
ことが身体を作る近道です。」とまとめられたことが印象的でした。
また、こぼれ話として、トップ選手には規則正しい生活を心がけ、夜10時に就寝する選手がいます。それはその選手の生活リズムなんだとも
おっしゃっていました。
最後にマイ弁当を試食してセミナーは終了です。
私(木)自身、今年からあるチームのサポートを始め、食事について監督やコーチとじっくりミーティングする時間が度々作れない現状
がありました。しかし、今回のセミナーで食事に関心が高いコーチに出会えて、食事に関する考え方が聞けたことは私自身貴重な時間でした。
参考 |
・食育だより:横浜市教育委員会 |