バレンタインメニュー
・ ガトーショコラ
・ チョコレートプリン
・ アイスボックス
クッキー
★レシピはこちら
2月に入り朝晩は寒さが厳しいですが、日中暖かい日が増えてきました。2月と言えば・・・「バレンタインデー」
一大イベントが待っています。皆さん、大胆に愛を告白してみたり、日頃伝えられない感謝の気持ちを告白してみてはいかがですか?
バレンタインデーの由来は、3世紀のローマ。時の皇帝は「若者は兵士にする」として、結婚を禁じていました。そんな若者たちを哀れに思ったキリスト教徒のバレンタイン司祭は、密かに若者たちを結婚させていましたが、そのことを皇帝に知られ、2月14日に処刑されてしまいました。その200年後のローマで、恋人たちのために命を落としたバレンタイン司祭を祀るお祭りとして、2月14日をバレンタインデーとしました。
バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は、イギリスのチョコレート会社がギフト用ボックスを製造したことで広まり、日本では1958年にチョコレート業者が東京都内のデパートでバレンタイン・セールと称したキャンペーンを行ったことがはじまりとされています。
さて、今回はバレンタインメニューとして、初めてデザートを特集してみました。普段何気なく食べているデザートですが、実際に作ってみると「奥が深いなぁ〜
」と実感しました。
ココア
ココアは
、植物(カカオ)の木の果実(カカオ豆)を精製・焙煎・粉砕して用いる嗜好性の強い飲料です。
ココアは16世紀初期ヨーロッパに広まり日本へはオランダ人により18世紀後半に伝えられる。当初、飲用のみに使用されていたが、19世紀に入り菓子としての「チョコレート」が作られた。
カカオcacao;アオギリ科カカオノキ属
栽培地;赤道南北緯20度以内の高温多湿な地域(西アフリカ・中南米・東南アジア)
栽培種;テオブロマカカオ(神様の食べ物という意味)
長さ15〜30cm、直径5〜10cmの紡錘形の実が直接枝や幹になる。成熟度により実の色が緑白→赤→黄→橙→紫に変化し、内部には白い種子(カカオ豆)が入っている。
ココア・チョコレートの製造法と区分
日本では、
飲料・・・ココア
菓子・・・チョコレートと区分される。
ココアは、下記の図に示すように、カカオ豆を焙煎→粉砕→脂肪分(ココアバター)の一部を取り除き粉末にしたものをピュアココアと呼び、これらに砂糖・粉乳・香料を加え
て加工したものをミルクココアと呼びます。
図)ココア・チョコレートができるまで
チョコレート
チョコレートの分類
純チョコレート | カカオバター18%以上、レシチン以外乳化剤無添加のもの。(クーベルチュール*1)赤道南北緯20度以内の高温多湿な地域(西アフリカ・中南米・東南アジア) |
チョコレート | カカオバター18%以上、カカオバター以外の植物性油脂、レシチン以外の乳化剤が含まれるもの。 |
準チョコレート | カカオバター3%以上、カカオバター以外の油脂が含まれるもの。 |
*1)クーベルチュール;カカオマス・カカオバター・砂糖のみでつくられる高品質のチョコレート。カカオバター含有量40%と高く口どけがよい。
チョコレートの加工
スィートチョコレート | カカオマス・カカオバター・砂糖・バニラ・レシチン(乳化剤)から作られる。 |
ミルクチョコレート | スィートチョコレートに粉乳などミルク分を加えたもの。 |
ホワイトチョコレート |
カカオバター・砂糖・粉乳から作られる。カカオマスを含まないため色が白い。 |
カカオ・チョコレートの栄養・効果
ピュアココア(100g) | ミルクチョコレート(100g) | |
カロリー | 271kcal | 557kcal |
たんぱく質 | 18.5g | 7.4g |
脂質 | 21.6g | 34.0g |
炭水化物 | 42.4g | 55.4g |
カルシウム | 140mg | 240mg |
マグネシウム | 440mg | 74mg |
鉄 | 14.0mg | 2.4mg |
亜鉛 | 7.0mg | 1.6mg |
ビタミンB1 | 0.16mg | 0.19mg |
ビタミンB2 | 0.22mg | 0.41mg |
ビタミンE | 0.70mg | 1.4mg |
カカオポリフェノール
カカオ豆に含まれるポリフェノールで、細胞のがん化、動脈硬化など様々な病気の要因となる活性酸素の働きを抑制します。また、心理的ストレスに対する抵抗力のアップ、アレルギー反応を抑えるなどの効果もみられます。
参考 |
・新調理実習:関西調理研究会 |