横浜市スポーツ医科学センター

　梨を使ったメニュー

　　・　プルコギ

　　・　韓国風冷やしうどん

　　・　梨とサーモンのサラダ

　　・　梨シャーベット

　 ★レシピはこちら

　お盆以降は夏特有の蒸し暑さもやわらぎ、日中も比較的過ごしやすい日が続きました。とはいえ、9月は夏の疲れがでやすい季節です。また、今年はインフルエンザ大流行の兆しとも報道されています。手洗い・うがい・外出時のマスク着用など健康管理には十分注意しましょう。

○髙ちゃんレポート第5弾！

　戸塚区「平戸果樹の里」岩崎果樹園で「浜なし」の梨狩りを体験してきました。東戸塚駅よりバスで１０分、国道のバス停から歩くこと5分、景色は突然ガラリと変わり傾斜を利用して梨園が顔を覗かせます。「平戸果樹の里」は、横浜市農業専用地区に指定されています。

　岩崎さんちの庭先で収穫する梨（幸水）・ぶどう（竜宝）を試食させて頂き「甘～くジューシー」な好感触をつかみ、いざ収穫用のかごを受け取り、梨狩りへ出発！

　庭先から坂道を歩くこと2分梨棚に到着。梨棚には鳥から梨を守るためのネットが張られ、梨棚を見た第一印象は「梨の木が低い！」と感じました。実際、155cmの私が軽く手を伸ばせば梨がとれる高さでした。また、梨が紙に包まれたまま実っていたことも意外だと感じました。

　岩崎さんいわく、「今年は雨が少なかったが収穫量は例年並み、味も上出来。皮が黄色がかってきた梨は熟して甘いよ。」とのこと。また、「梨のおいしい食べ方は？」と聞くと、「生のまま食べて梨本来の味（甘みや瑞々しさ）を味わってほしい。」とのこと。

　帰り道にぶどう棚も発見！「竜宝」という品種の浜ぶどうも栽培されていました。梨狩りを通して普段何気なく食べている食品の成長過程や本来の姿を見られたことは私にとって有意義な体験となりました。

☆浜なし　梨の品種名ではなく横浜市果樹生産者の統一ブランド名を表す。

品種・・三水と呼ばれている「幸水・豊水・新水」

特徴・・市場出荷をせず直売所や自宅の庭先で直接販売しているためスーパーには出回らない。また、樹上で十分に完熟させてから収穫、その日のうちに直売するため甘さや瑞々しさ・新鮮さが人気。

歴史・・昭和20年代に青葉区鉄町、港北区新吉田町、泉区下飯田町の農家が長十郎・旭・菊水といった品種の梨栽培を手がけた事に始まります。その後、昭和40年代に中里地区を中心に観光果樹園造成事業が実施され、生産者と行政が協力し梨栽培に取り組み始める。
そして、昭和56年よりスタートして横浜市観光農業振興事業により梨園づくりが横浜市内全体に広がり現在に至る。

※参考　　
横浜市の農地・農産物・直売所について

☆梨とは・・・

分類：バラ科ナシ属ニホンナシ（幸水や二十世紀）の３群が有名。
　　　　セイヨウナシ（ラフランス）チュウゴクナシ

特徴：４月頃開花し夏～秋に熟す。
　　　　ニホンナシ・・8～10月上旬
　　　　セイヨウナシ・・10～12月

　　　　ナシは「無し」につながる忌み言葉により「有りの実」とも呼ばれる。

産地：ニホンナシ・・鳥取県・茨城県・千葉県
　　　　セイヨウナシ・・山形県・青森県・秋田県

栄養成分：果実の85％程度の水分、10～15％の糖分を含み、カリウムを多く含む事が特徴。
　　　　　　　梨に含まれるソルビトール（一般にガムなどの甘味料に使用される物質）には便通を整える効果もある。
　

（100gあたり）	ニホンナシ	セイヨウナシ
カロリーたんぱく質脂質炭水化物カリウム食物繊維	43kcal 0.3g 0.1g 11.3g 140mg 0.9g	54kcal 0.3g 0.1g 14.4g 140mg 1.9g

参考

・からだにおいしい野菜の便利帳
・食材図鑑
・五訂食品成分表
・横浜市環境創造局

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