水無月メニュー
・深川飯
・あさりのすまし汁
・かき揚げ
・ねばねば冷奴
・水無月
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いよいよ梅雨シーズン到来!気分も落ち込みがちですが、湿気が多くじめっと蒸し暑い日も熱中症の危険性が高まります。湿気の多い日もこまめな水分補給(目安は女性1.5〜2リットル、男性2リットル以上)を心がけましょう。
旧暦6月1日は「氷の節句」といわれ、御所では氷を口にして暑気を払っていました。しかし、庶民にとって氷は高貴なもので簡単に食べられるものではなかったため、氷ににせた菓子「水無月
(みなづき)」が作られるようになりました。
6月30日は1年の折り返しにあたる日
。この日に半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われ、「水無月」はこの「夏越祓」に用いられます。
「水無月」は外郎(ういろう)生地に小豆をのせ三角形にカットされた和菓子で、(1)小豆→悪魔払い(2)三角形→暑気を払う氷をあらわしています。
あさり(浅蜊) |
○特徴・・・マルスダレガイ科 あさりは塩分濃度の濃い内湾に分布、一生ほぼ同じ場所で過ごす。漁獲量は約6万トン。需要に対して輸入(約4万トン)のほか種苗生産も行われている。殻の色や模様は変異に富み、熱を加えることで変化する。 殻付き・・・酒蒸し・汁の実(潮汁) 剥き身・・・佃煮・かき揚げ・和え物などに用いられる。 ○栄養 ビタミン(B2・B12) ・ミネラル(カルシウム・鉄・マグネシウム)が豊富。 |
わかめ(若布) |
○特徴・・・チガイソ科ワカメ属 日本近海の特産で古くから食用とされて、外海、内海の低潮線(海水面が一番低くなる位置)下から5m程度の深さに生え、春〜初夏にかけて繁茂する。 わかめの生産量は、約11万6000トン(1992年調べ)。天然産わかめは十数年減少している。現在、私達が目にするわかめは 、ほとんどが養殖で、岩手県・宮城県・徳島県で全養殖わかめの約80%を生産している。 紺褐色又は緑褐色で、葉・茎・根に分かれ、長さ1〜2mとなる。成熟すると茎の両縁に「芽かぶ」と呼ばれるヒダができ、わかめの胞子が作られる。 生のわかめは青みがかった褐色をしている。また、わかめは色素としてクロロフィル(a・c)、フコキサンチン(カロチノイド)をもち、フコキサンチンは橙黄色をしているが、たんぱく質と結合すると赤色に変わり、加熱すると橙黄色に戻る特徴をもつ。わかめを加熱するとフコキサンチンは橙黄色に戻るが、クロロフィルは色が変わらず緑色が勝つためわかめは緑色に変わる。 ○栄養 ミネラル(カルシウム・亜鉛・リン・ヨウド)やビタミン(カロテン)が豊富。 また、海藻特有のぬめり物質(アルギン酸・フコイダン)や食物繊維を豊富に含むため、コレステロールの吸収を抑制する働きがある。 |
あさり・
わかめ・めかぶの栄養価(100gあたり)
あさり | わかめ(生) | めかぶ | |
カロリー | 30kcal | 16kcal | 11kcal |
たんぱく質 | 6.0g | 1.9g | 0.9g |
脂質 | 0.3g | 0.2g | 0.6g |
炭水化物 | 0.4g | 5.6g | 3.4g |
カルシウム | 66mg | 100mg | 77mg |
鉄 | 3.8mg | 0.7mg | 0.3mg |
亜鉛 | 1.0mg | 0.3mg | 0.2mg |
マグネシウム | 100mg | 110mg | 61mg |
カロテン | 22μg | 940μg | 240μg |
ビタミンB1 | 0.02mg | 0.07mg | 0.02mg |
ビタミンB2 | 0.16mg | 0.18mg | 0.03mg |
ビタミンB12 | 42.4μg | 0μg | 0μg |
ビタミンC | 1mg | 15mg | 2mg |
食物繊維 | 微量 | 3.6g | 3.4g |
参考 |
・食材図鑑T:小学館 |