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出すぞ!自己ベスト更新!岡部祐介の奮闘日記mr.Okabe's Struggle Diary

日記4「吉久スポーツ科学員の視点!アスリート測定からわかったこと(2014年11月8日)

 岡部さんがアスリート測定を受けた3日後、支援チームである吉久科学員、小野(宣喜)科学員、畑田指導員、知念指導員がミーティングルームに顔を揃えました。測定結果と今後の運動指導についてのカンファレンスです。

 吉久科学員からは、測定結果を振返って次のようなコメントがありました。「岡部さんは体格的にとても恵まれた選手だと思います。体力面については、ジュニア(高校生)トップレベルの短距離選手と比べると大腿部の筋力やジャンプ力・スプリント走の能力などが全般的に1割程度下回っており、トレーニングによって改善できる余地はまだまだありそうです。柔軟性も高めておいたほうが良いでしょう。ランニングフォームについては、スプリントテスト時のビデオ映像を確認してみたところ、左脚で支持している局面で骨盤の傾きが大きいことがわかりました。右脚と比べるとうまく地面からの力を受け取れていないと思われます。まずは基礎的な筋力アップやランニングの動き作りを中心としたトレーニングや練習に取り組んでいくのが良いのではないでしょうか。」

 岡部さんは今後、指導員を中心としたサポートのもとトレーニングに励んでいきます。医科学センターのトレーニングルームや新横浜公園の施設(日産スタジアムのトラック開放など)も積極的に利用していく予定です。

測定データを説明する吉久科学員













参考1】岡部選手の測定結果(ジュニアトップレベル選手との比較)


【参考2】スプリントテスト時のランニングフォーム(左右の接地時の比較)

左脚で支持しているときに骨盤の傾きが大きいと、うまく地面から力を受け止められないと思われる。