横浜市スポーツ医科学センター 整形診療科 河村 真史(理学療法士)
平成22年8月23日から中国・河南省鄭州市にて第18回日・韓・中ジュニア交流競技会が開催されました。この競技会はアジア3カ国のジュニア選手のスポーツ交流を促進し相互理解を深めるとともに、競技力向上に資するための大会として毎年開催されております。今回の競技会には11競技が参加し、各国代表と熱戦を繰り広げました。今回女子バスケットボール競技のトレーナーとしてチームに帯同してまいりましたので、その活動をご紹介します。
本競技会に参加した女子バスケットボールチームはU18日本代表選手12名、監督、コーチ各1名、アシスタントコーチ2名、トレーナー1名の総勢17名です。このチームで3試合(韓国代表、中国代表、鄭州代表)に臨みました。
トレーナーの業務は選手のケガの治療や予防、コンディション調整、トレーニング管理等多岐にわたります。代表遠征では初めて会う選手も多くいますので、事前に体調に関する問診をとることや、大会中はコミュニケーションを密にとることで状態を把握することに努めました。今回の帯同では、海外遠征ならではの食事面でのコンディショニング調整の難しさを痛感しました。
試合後はフレンドシップ交流会や少林寺見学研修等、交流競技会ならではの行事がありました。
トレーナーの仕事は選手が最高の状態で試合に臨めるようにサポートすることです。選手が試合開始のコートに立てている時、また最高のパフォーマンスで試合に勝利した時、その時こそがトレーナーにとっての至福の瞬間です。今回の帯同で経験したことを生かし、今後も選手サポートのために尽力していきたいと思います。