第8回
トレ室たより(1)
「肩回しと呼吸法」
スポーツ医科学センター 健康科学課 田辺
照代(運動指導員)
とても寒い日が続いていますね。皆さん、背中を丸くして縮こまって日々過ごしていませんか?
背中を丸く縮めていると、肩がこったりしますね。また、縮こまることで内臓が圧迫されて胃腸が弱る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時是非おススメしたいのが、お風呂場での肩回しと深呼吸です。
肩回しでは、動きの悪くなった肩甲骨周りをほぐすことが目的です。合わせて深呼吸をおこなうことで、胸郭を広げ肺でのガス交換を亢進させます。
○実践される際に気をつけていただきたいこと
(1)1つの動作をゆっくりと様子を見ながらおこなうこと。
(2)呼吸を止めないこと。
(3)無理をしないこと。
お風呂場での運動は、のぼせたり脱水症状を起こすこともあるので水分補給はもちろん無理のないよう注意してください。寒い冬も姿勢にゆがみを作らないことが、簡単に実践できる健康づくりの一つです。
運動は『やりだめ』ができません。コツコツ思い出したらおこなうようにしましょう。
また冬のうちに運動を習慣化しておくと、春暖かくなってから身体を動かしやすくなり、効果も実感しやすくなります。『でも、家にいるとなかなかやらない。』『忙しくて時間が見つけられない。』という方は、トレーニング室にいく予定を予め立ててしまうというのも1つの作戦です。
(またこの時期トレーニング室は少し空いていて、マイペースでトレーニングしやすいこともおススメのポイントです。)
寒さに負けず身体を動かし、イキイキ元気でがんばりましょう!
○肩回し
1.手指を肩に寄せる。(又は付ける)
2.肘頭で横に丸を描くように、できるだけ大きく肩を回す。
(1)肩甲骨の動きを意識しましょう!
(2)呼吸は止めず、深呼吸を繰り返します。(鼻から吸って口から吐く)
(3)痛みがないところで無理せずゆっくりおこないましょう。