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卒業・入学お祝いメニュー ~横浜七福神巡り(2)~
メニュー紹介
  • オードブル巻き寿司
  • 蛤のすまし汁
  • 炒り鶏
  • 三つ葉の芥子和え
  • 関東風桜餅













 3月に入り、真冬の寒さも幾分緩んできたように感じます。また、3月は季節の変わり目でもあり、引き続き手洗いを励行して早寝早起き+食事を3食しっかり食べるように心がけ、体の内側から免疫力をアップを心がけましょう。
 今月は先月に引き続き「横浜七福神めぐり(2)」を紹介させて頂きます。

順路(2)

恵比寿大神(西方寺:新羽駅徒歩5分)→福禄寿神(興禅寺:高田駅徒歩10分)→寿老神(金蔵寺:日吉本町駅徒歩5分)
布袋尊(東照寺:綱島駅徒歩5分)
の順に4か所巡りました。


最初に巡った、新羽駅徒歩5分のところにある「西方寺」。西方寺には「恵比寿大神」が祭られています。
境内中央の蝋梅(ろうばい)の木が満開で、蝋梅の艶やかな香りを嗅ぐと「春が近いな〜。」と感じさせてくれます。蝋梅の花言葉は「慈愛」です。

恵比寿大神」は唯一の日本の神で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊邪那岐命(いざなみのみこと)の三男、夷三郎だといわれています。
昔はえびすを「夷」と書いたようで、東方という意味を持ち、恵比寿神を遠方から福を運ぶ寄神(よりかみ)として信仰されました。
日本各地の漁村では、浜辺に漂流した石を恵比寿のご神体として祠に祭り、初漁祝い、大漁祈願時の神「漁業の神」として信仰しました。また、農村では、春に山の神が里に降りて田の神となり、秋に山に帰り山の神となり、「豊作の神」として信仰しました。



センター南駅でグリーンラインに乗り換え、次に向かうは高田駅徒歩10分にある「興禅寺」。興禅寺には「福禄寿神」が祭られています。
福禄寿神」は道教が起源の神で、福星、襦禄星、寿星の三星を神格化した、長い頭に長い髭がシンボルの長寿の神です。また、道教での3種の願い「福(幸福)、禄(財産や身分)、寿(寿命)」の三徳を兼ね備えていました。



寺では明治4年頃まで寺子屋、境内の一角に高田小学校の前身「高田学舎」を設立、多くの男女が学問を学びました。



高田駅の隣駅、日吉本町駅徒歩5分にある「金蔵寺」。金蔵寺には「寿老神」が祭られています。
寿老神」は道教が起源の神で寿星の化身だといわれています。鹿を伴い、長い頭に長い髭がシンボルの長寿の神です。また、鹿は玄鹿(げんろく)とも呼ばれ、長寿の象徴とされています。





本日、最後に向かう寺は東急東横線綱島駅徒歩3分にある「東照寺」。東照寺には「布袋尊」が祭られています。また、寺は薩摩出身の住職が多く、薩摩との往来が盛んであり、本堂正面には薩摩藩主「島津斉宣」公の筆による瑠璃光明界の額が飾られています。
布袋尊」は唐の時代、明州(中国浙江省)に実在した僧侶で、弥勒菩薩の化身とも言われた。いつも大きな布袋を担いでいたため布袋和尚と呼ばれました。また、ふくよかな体格の布袋は広い度量や円満な人格、また、富貴繁栄を表し、持ち歩いていた大きな袋を「堪忍袋」とみなされました。


日本では、江戸時代、七福神にちなんだ寺院を巡る七福神巡りが全国的に広まりました。きっかけは、徳川家康の指南役、天海僧正による七福神信「仰恵比寿:律儀、大黒天:有徳、毘沙門天:威光、弁財天:愛敬、布袋:大量、福禄寿:人望、寿老神:寿命」の奨励だといわれています。


七福神とセットで描かれる「宝船」。「
宝船」は、多くの宝をのせた船の絵で、江戸時代、この宝船の絵を大晦日から元旦にかけての夜に枕の下に敷き、良い初夢を見ようという風習が流行ました。現在では、宝がのっていない宝船の絵に、七福神巡りで七福神スタンプを押し、七福神宝船を完成させるスタイルが多いようです。

海産物のパワー【海苔】
ウシケノリ科アマノリ属

特徴

 通常、「ノリ」と言えばアサクサノリで代表される紅藻類ウシケノリ科アマノリ属のものをさす。
アマノリ類は冬〜春に繁茂し葉体から放出された受精卵は貝類などに穿孔して糸状体となって夏を越す。秋に糸状体から胞子が出て葉体となる。
日本産アマノリ類の大部分は、温海性か寒海性で、干潮時に採取しやすく美味なことから古くから食用とされてきた。江戸時代には養殖が始まり現在の海藻養殖の礎となった。


種類

アサクサノリ「浅草海苔」
紫紅色または紺紅色。体はやわらかで、形は細長いササの葉形、帯形、円形と変異が多い。長さ515cm、幅12cm、雌雄同体、太平洋沿岸、瀬戸内海、九州西〜北岸に分布。
生産・・・日本のノリ生産の大部分は養殖によるもので、年間38万トン以上も生産されており、生産金額ではマグロとともに常に全水産物中トップクラスの地位を占める。現在、生産量の多い海域は瀬戸内海、有明海、伊勢湾、三河湾という内海、内湾である。
由来・・・漢字名の浅草海苔は商品名であり,名の起源は江戸浅草である。浅草の名が冠されたのには、
(1)浅草あたりにアマノリが採れ、美味で浅草ノリと呼ばれたことに起因する説
(2)浅草あたりでは隅田川の水を利用して盛んに紙すきが行われており、この製法をまねて他で採取されたノリですき製品を作り浅草で売り出したことに起因する説
2説がある。
品質・・・乾のり製品は、光沢、香味、重量、乾燥度について検査員やのり問屋の人達が判定し、「特等、優等、14等、等外の7等級」に格付けされる。青みを帯びた黒色で光沢があり、香気が高く手触りがよく、よく乾燥したものが高級品とされ高価である。
乾海苔は上級とされるものほどたんぱく質、ビタミン、ミネラル類や旨味成分であるグルタミン酸やアラニンが多い。

マルバアマノリ「円葉甘海苔」
紫紅色または紺紅色。柔軟な体は円形に近く、長さ37cm。雌雄同体で外海と内海の高潮線付近の岩上に冬〜初夏にかけて繁茂する。「岩ノリ」といわれるのは主に本種。

栄養価(100gあたり)

アマノリ
エネルギー 188kcal
たんぱく質 41.4g
脂質 3.7g
炭水化物 44.3g
カリウム 2400mg
カルシウム 280mg
11.4mg
亜鉛 3.6mg
マグネシウム 300mg
ビタミンA 4600μg
ビタミンC 210mg
ビタミンB1 0.69mg
ビタミンB2 2.33mg
食物繊維 36.0g

  • ビタミン類(ビタミンA、B群、C)が豊富で、ビタミンEも含む。
  • ミネラル類(鉄、マグネシウム、亜鉛)も豊富。
  • 陸上植物には含まれないヨウ素も豊富。
    ヨウ素は甲状腺ホルモンのチロシンを作る材料となり、たんぱく質合成や各種酵素作用に働きかけます。また、発育促進、基礎代謝も促進させます。
  • ノリの旨味はグルタミン酸やアラニン、タウリンなど旨味成分による。
















参考
・新ビジュアル食品成分表:鈴木一行
・食材図典:小学館
・栄養素の通になる:上西一弘